家具や台車などに使用されるキャスターの「固定」と「自在」の違いについて説明します。
固定キャスターとは
固定キャスターとは、キャスターが旋回せず、一方向にしか動かないキャスターのことです。
タイヤの回転する向きにしか動きません。
自動車の後輪をイメージすると良いでしょう。
例えば、台車に固定キャスターのみをとりつけると、前後にしか動かないため、曲がることができませんが、まっすぐ動かしたいだけであれば横ズレしないので便利です。
自在キャスターとは
自在キャスターとは、旋回可能なキャスターのことです。
キャスターのタイヤが回転するだけでなく、キャスターの根本に横回転機構があるため、自由自在に動かせるのが特徴です。
自動車の前輪をイメージすると良いでしょう。
例えば、台車に自在キャスターのみを取り付けると、前後左右に自在に動かすことができます。
キャスターの旋回(横回転)はロックできないものが多く、自在キャスターだけだと動きが不安定になる場合もあります。
家具や台車であれば、後輪に固定キャスター、前輪に自在キャスターを付けると安定して動かしやすいでしょう。
「固定」と「自在」の違い まとめ
固定キャスターと自在キャスターの違いは旋回できるか旋回できないかです。
固定キャスターは一方向にしか動かないため、安定して移動できるメリットがありますが、曲がることができないというデメリットがあります。
自在キャスターは旋回できるため、前後左右自由自在に動かせるメリットがありますが、キャスターが動きやすいため不安定になりやすいというデメリットがあります。
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