デザインしだいでオフィスの部屋の雰囲気をガラッと変えてしまうのが「パーテーション」。
パーテーションはオフィスのインテリアの大部分を占める場合もあるので、おしゃれなデザインや自社のイメージに合ったものを選びましょう。
デザインのイメージ別におすすめパーテーションを解説していきます。
イメージ別おすすめデザイン
パーテーションは、主にカラーや素材感で与える印象が変わります。
イメージしているおしゃれなオフィス空間がどのようなものか考えながら順に見ていきましょう!
無難なデザイン
- ブルー
- グレー
- ベージュ
- 布張り
上記のようなパーテーションは昔から人気で無難なデザインになります。
布張りのクロスパーテーションは、低コストでかなり普及しているので手軽に購入できるメリットもあります。
「特にこだわりがない」「考えるのがめんどくさい」というときは、無難なデザインも良いと思います。
↑こちらのパーテーションは、様々なメーカーから販売されていて、低価格パーテーションでは最も普及している人気の型です。
明るいデザイン
- 明るい色
- 金属素材
白系の金属パーテーションは、照明の光をしっかり反射するので職場の雰囲気が明るくなり、丈夫で清潔感もあります。
スチールパーテーションの場合、通常はオフィスメーカーから購入してメーカーの専門スタッフが組立てを行う高額商品なのでネット通販では入手しずらいのが難点です。
↑こちらは、ネット通販で気軽に購入できるスチールパネルの丈夫なパーテーションです。
スチールなので、もちろん防炎です。
連結に工具が必要ですが、簡単に組み立てられます。
他にも、木製の板(成型板)にホワイトの塗装をしたパネルもあります。
ホワイトパーテーション(Amazon)
かっこいいデザイン
- 暗い色
黒系のパーテーションは、「かたい」「クール」といった印象を与えます。
社員に適度な緊張を与えたり、会社の信頼感をアピールできます。
また、汚れが目立たないのも大きなメリットです。
パーテーションの下部を靴でよく擦るで汚れます。
かわいいデザイン
- グリーン
- オレンジ
- イエロー
- 明るい色
- 鮮やかな色
- 布製
上記のような色のパーテーションは、ポップで親しみのあるイメージを与えます。
エンタメ関係の企業や子供が関係する企業で取り入れるのがおすすめです。
↑こちらは、6色のカラーバリエーションから選べる布カバータイプのパーテーションです。
軽量で安全性が高く、カバーを取り外して洗濯することが可能なのです。値段も安いです。
やさしいデザイン
- 明るい木目調
明るい木目調のパーテーションは優しい、おだやか、親しみやすいといった印象を与えます。
職場の雰囲気も明るくなり、社員同士のコミュニケーションをとりやすくなるでしょう。
また、自然をイメージさせるデザインでもあるため、環境問題の取り組みをアピールしたいときや、自然に関係する会社にもおすすめです。
明るい木目調のことをオフィス家具では「ナチュラル」と言います。
ナチュラル色は人気のデザインなので多くのパーテーションが対応しています。
↑こちらのパーテーションは折り畳み式でキャスター付きなで、さらに軽量なので、組立、設置、移動がとても簡単です。
パーテーション特化メーカーの「コマイ」が販売しています。
高級感のあるデザイン
- 暗い木目調
ブラックや濃いブラウンなど黒系の暗い色のパーテーションは高級感やスタイリッシュなイメージを感じさせます。
さらに木目調であればより効果的です。
↑こちらのパーテーションは、高さが1869mmで一般的なパーテーションよりも若干背が高いのでしっかり目隠しできます。並程度の重さなので、組立ては複数人で行うことになりますが、十分な連結強度です。
開放的なデザイン
- ガラス
- アクリル
- ポリカーボネート
- 乳白色
上記のような透明素材、半透明素材、を使うと開放的なデザインになり、パーテーションで仕切ることによる圧迫感を軽減することができます。
居心地が良いという印象を与えたり、開放感があるため小規模なオフィスでも使いやすいメリットがあります。
透明なパーテーションは、目隠しではなく空間を仕切る間仕切りの役割を果たします。
半透明のパーテーションは、向こう側に誰かいるのは分かるが何をしているか分からないというイメージになります。
ポリカーボネートはアクリルより変形しにくい透明素材で、パーテーションの場合は中空タイプになっていて、縦や横にストライプラインが入っています。
【グッドデザイン賞】個性的なオフィスパーテーション
各オフィスメーカーから、上記のような一般的なパーテーションとは雰囲気が異なるオシャレで個性的なデザインの商品も販売されています。
ここで紹介するものは、どれもグッドデザイン賞を受賞しているためデザイン重視なら検討してみましょう。
オフィスメーカー品は、どれも頑丈でおしゃれですが価格がネックなので、もう少しリーズナブルなパーテーションキットを後ほど紹介します。
コクヨ ストライプル(Stripel)
オフィスメーカーの中でもトップのコクヨが販売しているルーバースクリーン「ストライプル」は、その名の通りストライプ状に長細い板が取り付けられているため、角度によって見えたり見えなかったりします。
しっかりと光を取り入れ、間仕切りをしながらも開放的な空間をつくることができます。
形状の組み合わせによってS字に設置することもできるので、おしゃれな空間を演出します。
大きい上に重いのが難点ですが、連結はボタン式でかなり簡単でなおかつ頑丈です。
※Kagg.jpでは表面材をフェルト生地と木目シートの2種類から選択できます。
楽天、Yahoo!ではフェルト生地のみ取り扱いがあります。
オカムラ マッフル(muffle)
コクヨと同じく一流オフィスメーカーのオカムラが販売する「マッフル」は、柔らかい表面材や曲線的な形状が優しい印象を与えますが、耐久性があり、吸音性能もあるため話し声が気になる人や集中したい人に最適です。
防音には、「遮音」「吸音」の2パターンがあり、「吸音」とは素材内に音を吸収して内部で拡散させる防音対策です。
マッフルの吸音性能は通常のパーテーションの2倍程度です。
デスクやテーブルを囲うように配置しても圧迫感を与えません。
連結は上下にボルト固定が必要で、連結数が多くなるほど噛み合わせに注意しなければならない構造なので、Kagg.jpの組立サービスを利用しましょう。
「可動脚」であれば、キャスター付きになっているので、移動に便利です。
※この商品のKagg.jpでの組立は有料です。
オカムラ ライブスパネル(Lives Panel)
オカムラの「ライブスパネル」は、マッフルと同じような柔らかい素材でできていて、フェルト成形なので軽量です。
マッフルと同レベルの吸音性能も持っているので防音対策にもなります。
また、パネル上部がパンチング式のタイプもあり、人の気配を察知できる状態をキープしつつ空間を区切ることができます。
脚付きで連結も簡単、前後に重ねて収納もできる導入しやすい吸音パーテーションです。
イメージ通りのデザインを求めるならパーテーションキット
通常のパーテーションは、色や素材を選ぶことはできますが、柄や模様を選択することはできません。オフィスメーカー品でも無地か木目調が限界です。意外と自由度は低いです。
デザイン性が高いパーテーションを導入するのであれば「DIYパーテーションキット」がおすすめです。
数百種類以上のパネルデザインから自由に選択することができる軽量パーテーションなので、オリジナルのオフィス空間を手軽に作ることができます。
前述のオフィスメーカー品よりも価格は安いので手軽に導入できます。
こちらの組み立て動画の通り、付属の簡易工具と脚立だけで簡単に組み立てられます。
オフィスの会議室や休憩室を簡単に作れる
1枚のパネルサイズは固定で幅970mm高さ2400mmです。
オフィスで使用する場合、簡易的なミーティングルームや待合室など個室空間を作るのに最適です。
高さ2400mmで上部パネルは透明・半透明・ブラウンから選択可能なので、周囲の視線が気にならないことと採光を両立できます。
画像のようにスペースによってデザインを変更することで応接室のような高級感を演出することも可能です。
利用シーンに合わせて
イベントブース、展示ギャラリー、小売販売店など利用シーンに合わせて柔軟に組み上げることができます。
パネルの取り付け角度は8方向対応で、壁紙の種類が豊富なのでイメージ通りのレイアウトが完成します。
在宅ワークなどで個人宅に設置する場合もインテリアとマッチさせることが可能なのでおすすめです。上品なデザインから青空をイメージしたようなデザインまで何でも選べます。
デメリット
自由で簡単でコスパも良いDIYパーテーションキットですが、以下のようなデメリットがあります。
風に弱い
組み上げると1枚あたり12kgになりますが、高さが2m以上あり、1枚板のパネルなので風にあおられやすいです。
屋外やエアコンの目の前に置くのは危険です。
不安な場合は、パネルをH型、T型、十字、コの字に組むことで安定性が増します。
サイズ調整ができない
パネルサイズは幅970mm、高さ2400mmで固定のため、長さがあと少し足りない、天井につっかえるといった場面で柔軟な対応ができません。
パネル自体の幅は910mmでポール1本につき30mmプラスになります。
あらかじめサイズ確認をしておきましょう。
レイアウト変更は一苦労
軽量パーツで組み立てやすいメリットはありますが、頻繁なレイアウト変更には向いていません。
大型の連結パーテーションを持ち上げて移動するのは困難なので、パーツを全て分解してから、再組立てする必要があります。
また、ポールが非常に長いのでまとめて収納する場合は工夫が必要です。
頻繁なレイアウトをする場合は、キャスター付きパーテーションが良いでしょう。
ドアパーツなし
製造コストや構造的な問題だと思いますが、ドアなどオプションパーツの取り扱いはありません。
ドア付きの個室空間をつくるのであれば、TFパネルシリーズがおすすめです。
ローパーテーションなので、消防法を気にする必要もありません。
自由、簡単、コスパ
外観の自由度がこれだけ高いパーテーションは他にはありません。
組立ては付属の簡易工具と脚立があれば完成します。
価格もオフィスメーカー価格と激安パーテーションの中間程度でリーズナブルです。
イメージ別のおしゃれパーテーションの解説は以上です(*´▽`*)
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