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事務椅子 ガスシリンダーの交換方法【オフィスチェア ゲーミングチェア】

チェアのガスシリンダー

事務椅子やゲーミングチェアの座面昇降機構であるガスシリンダーが上がらないようになってしまったとき、壊れたときなどはガスシリンダーを交換することで修理が可能です。

このページではガスシリンダーの外し方から交換のやり方を説明します。

ガス式シリンダーにガスを再充填して修理することは困難です。
充てんする場合、道具をそろえるだけでも高額になるので、ガス充てんではなくシリンダー交換をしましょう。

準備と必要な道具

  • 軍手
  • ダンボールやマットなどの作業用の敷き物
  • ゴムハンマー
  • 交換用のガスシリンダー

作業中にチェアの潤滑油が付いてしまう場合があるので、軍手をすると安心です。
ハンマーでチェアに衝撃が加わるのでチェア本体や床が傷つかないようにダンボールなど厚めの敷物を用意しましょう。

金属ハンマーしか用意できない場合は、ハンマーで叩く部分を雑巾で覆うなど保護することで代用できます。

ガスシリンダーの選び方

交換用のガスシリンダーを選ぶときは、以下の点に注意しましょう!

  • なるべく純正品を購入する
  • サイズが合っているか
  • 圧力

チェアと同じメーカーの純正パーツを購入すれば、サイズなどに悩むこともなくなり、耐久性も高いため、可能であれば純正品を購入しましょう。

ガスシリンダーは様々な種類があり、それぞれサイズが異なります。
サイズの違うシリンダーを取り付けるとチェアがぐらつくことや、床に傷がつくことがあるので、しっかり確認しておきましょう。

シリンダーのサイズ確認方法や一覧表を下記ページにまとめています。

ガスシリンダーの圧力は「低圧力」「中圧力」「高圧力」の3種類があります。
圧力が低いほど弱い力で上下するため、体重が軽い人におすすめです。

標準的な体重の人が低圧力シリンダーのチェアに座ると、座るときに座面が上下に跳ねるなどの支障があります。

特に理由がなければ「中圧力」のガスシリンダーを選択しましょう。

交換用のガスシリンダーを購入する前に、先にチェアのシリンダーを外せるか確認しておくことをオススメします。
脚部と一体型の物や深くはまり込んで外せない場合もあります。

チェアのガスシリンダーについて「爆発する」という情報がありますが、近年の日本国内のガスシリンダーでは基本的に心配は要りません。

ネットなどで「実際に爆発した」と書かれているものの多くは、勢いよく座ってガスが抜けただけのことを誇張表現している場合が多いです。詳細は下記ページにて説明しています。

ガスシリンダーの外し方

では、ガスシリンダーの外し方から説明します。
ガスシリンダー部分の構造は座面と脚部にはめ込まれているだけのため、ドライバーでネジを分解するなど複雑な工程はありません。

  1. 分解しやすいように、可能であれば座面を上げてシリンダーを伸ばす
  2. ダンボールなどを床に敷きチェアをひっくり返す(脚部がなるべく上を向くようにする)
  3. 脚部裏から見えているシリンダー部分の端をゴムハンマーで叩き、脚部を外す
    (このとき、脚部とシリンダーが座面から一緒に外れた場合は同様の方法で脚部からシリンダーを外しましょう)
  4. シリンダー付け根周りの座面裏をゴムハンマーで叩き、座面とシリンダーを分解

手順が分かりずらい場合は、下記動画も参考に分解してみてください。

ガスシリンダーに筒状のカバーが付いている場合

チェアのシリンダー部分に2~3個の円筒状のプラスチックパーツが組み合わさったカバーが取り付けられている場合があります。

このカバーの外し方は簡単で、カバーを少し握って座面裏のシリンダー根本部分の引っ掛けを外すだけです。

ガスシリンダー交換後、カバーのパーツの向きや順番を間違えて付けてしまうとシリンダーが伸縮しなくなる場合もあるため、写真などを撮っておいて元に戻せるようにしておきましょう。

ガスシリンダーが外れない場合

シリンダーははめ込み式のため、長期間チェアを使用している場合は、座る人の体重によって深く固くはまり、少し叩くでは外れないようになります。

チェアの破損に注意しながら、ハンマーでなるべく力強く叩いてみましょう。
強く叩いてもパーツ部分がへこむようなことはほとんどありません。

それでも外れない場合は、潤滑油などを塗ると外れやすくなります。

ガスシリンダーの交換方法

シリンダーの交換方法を説明します。
元のシリンダーにカバーが付いていた場合は、忘れず取り付けておきましょう。

  1. シリンダーのサイズ(直径など)とチェア本体のサイズが合っているか確認する
  2. チェアの脚部にシリンダーを軽くはめた状態で床に置く
  3. チェア本体を持ち上げ座面裏の穴にシリンダーがはまるように上からのせる
  4. しっかりはめ込むために、少し勢いをつけてチェアに座る

ガスシリンダー交換直後は、シリンダーがはまりきっていないことが多いため、チェアを持ち上げるなどすると脚部が外れてしまうことがあるため注意しましょう。

以上で、ガスシリンダーの交換は完了になります。
お疲れさまでした!

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