エルゴヒューマン フィット2の特徴や他モデルとの違いを解説していきます。

エルゴヒューマンの中では、最もおすすめです!
エルゴヒューマン フィット2とは
エルゴヒューマン フィット2(Elgohuman Fit2)は「初代エルゴヒューマン フィット」の後継にあたる新モデルで、2023年より販売開始されました。
フィット感を重視したモデルで、価格設定はプロ2よりも一段安くなっています。
フィット2は下位モデルというよりも、別コンセプトのモデルです。
プロ2とフィット2の違いはバックレスト
プロ2とフィット2の大きな違いは、バックレスト(背もたれ)です。
座面より下のパーツは同じなので、機能面では同等です。
プロ2は、調整機能を駆使して体を適した位置に固定してサポートします。
フィット2は、動きのあるバックレストで体の可動域を確保しながらサポートするアクティブなチェアです。

私は、動けるフィット2のほうが良いと思います。
エルゴヒューマン フィット2のメリット
- 日本人にフィットする形状設計
- 座りながら動ける追従バックレスト
- プロ2と同等レベルの機能
日本人にフィットする形状設計
エルゴヒューマン フィット2は、日本人の体格に合った形状のチェアです。
まず、エルゴヒューマンなどの海外ブランドのチェアは欧米人の体格に合わせて設計されているため、背もたれも座面も大きいです。
欧米と日本では平均身長の差が男女ともに6cmほどもあります。
さらに、日本人は細身の人が多い傾向にあるため、海外チェアは基本的に適合しません。
しかし、エルゴヒューマン フィット2であれば、背もたれから座面まで体にしっかりフィットして姿勢が安定します。

エルゴヒューマン フィット2の背もたれは上から下へと幅が狭くなるような台形になっています。
このため、背もたれが背中にしっかりフィットします。
独立ランバーサポートもコンパクトに設計されていて、腰回りを包んでくれます。
座面も奥のほうが狭くなっているため、プロ2よりも姿勢が安定します。
※コンパクトサイズではない
フィット2は、日本人の体格に合った形状と述べましたが、チェアのサイズ(外寸)はプロ2とほぼ同じです。
エルゴヒューマン ベーシック | エルゴヒューマン フィット2 | |
---|---|---|
高さ | 115-131.5cm | 113-133cm |
幅 | 70cm | 70.5cm |
奥行 | 66.5cm | 66.5cm |
肘高 | 63-82cm | 61.5-79.5cm |
座面高 | 45.5cm-54cm | 47-56cm |
ヘッドレストまでの高さを比較するとフィットの方が大きいほどです。
チェアの設置スペースをしっかりと確保しましょう。
肘の高さはフィットのほうが低く、座面の高さはフィットのほうがわずかに高いです。

大きさではなくチェアの形状が日本人に合いやすいです。
体の動きに追従するフレキシブルバックレスト
エルゴヒューマン フィット2の特徴的な機能は「フレキシブルバックレスト」です。
背もたれと独立ランバーサポートが、座る人の動きに追従して柔軟に動く機能です。
この機能のメリットは、ストレッチがしやすくなる点にあります。
プロ2の場合、背もたれやヘッドレストが邪魔で肩を回したり、伸びをしたりといった動作が困難ですが、フィット2はこの問題を解決しています。
座りながらでも、ときどき体を動かすことで首こり、肩こりの対策になります。

正しい姿勢でも体を動かさないと血流が悪くなります。
現代的なデザイン
エルゴヒューマン フィット2はシャープで軽さを感じさせるモダンデザインになっています。
オフィス家具にも時代の移り変わりに合わせたデザインのトレンドがあります。
- 丸みを帯びた形状→シャープな形状が主流
コクヨやオカムラなど、他メーカーの最新オフィス家具は、全てシャープなデザインになっています。
事務机を見ても現行モデルは全て角が尖っています。
プロ2と同等の機能性
2023年以降の新モデル「エルゴヒューマン2」では、全てのモデルで座面下の基本構造パーツが統一され、前傾チルトや背もたれの調整機能が標準搭載になりました。
フィット2にもプロ2と同等レベルの機能が備えられているので、機能面では劣りません。
バックレストの上下調節も可能です。
- 4Dアームレスト
上下高さ/左右角度(30段階)/前後スライドの調整 - 独立式ランバーサポート
- フレキシブルバックレスト
- ヘッドレストの高さ/角度調整
- ハイブリッドレバー
上下昇降/リクライニング/座面前後スライドの操作が可能 - 上下昇降
- 座面前後スライド
- リクライニング機能(背のみロッキング)
強弱調整が可能 - バックシート(背もたれ)の高さ調整
エルゴヒューマン フィット2のデメリット
- ネームバリューがない
- 大部分がプラスチックパーツ
- オットマンのオプションがない
ネームバリューがない
フィット2の大きなデメリットは、有名ではないという点です。
エルゴヒューマンと言えば、プロ2です。
フィット2は、有名チェアを探している人には抵抗があるかも知れません。
また、ネームバリューがないため、店舗で購入できなかったり、売却する場合にも売れにくいです。

フィット2は、一部の大手商社で扱われていないため、流通しにくいという事情もあります。
プラスチックパーツがメインの構成
エルゴヒューマン フィット2は、背もたれのフレームなどがプラスチック(樹脂パーツ)で構成されています。
プロ2では、フレームにアルミ合金を使用しているため、耐久性においてはフィット2の方が少々劣るように見えます。
しかし、保証期間はプロ2などと同じく5年間適用されるため、同レベルの耐久性は確保されているということになります。
背面や座面についても同様の高耐久繊維を使用しているため、安心して座れます。
素材が違うため見た目の印象も変わります。
エルゴヒューマン特有のアルミフレームデザインを魅力に感じるのであればプロ2がおすすめです。
オットマン内蔵モデル「フィット2 ライト」との違い
フィット2のオットマン内蔵モデルは「Fit2 Lite」です。
オットマンは付属していますが「Lite」という名の通り、フィット2の中でも下位モデルになります。
フィット2とフィット2ライトの違いは以下の通り。
フィット2 | フィット2ライト | |
---|---|---|
目安価格 | 13万円 | 10万円 |
オットマン | なし | 内蔵 |
メモリーロッキング | あり | なし |
脚部素材 | アルミ合金 | プラスチック |
重量 | 23.3kg | 21.8kg |
アームレスト 高さ調整 | 630-820mm | 605-785mm |
座面高さ調整 | 470-560mm | 445-535mm |
ジャケットハンガー | オプション | 標準装備 |
フィット2のほうがメモリーロッキング機能があり、アームレストの調整幅が広いです。
フィット2ライトは1段安い価格で、オットマンを内蔵しています。
メモリーロッキングは、2025年2月に追加された新機能でリクライニングの最大角度を調整できます。
好みの角度に設定すれば、リクライニングを固定しなくても気軽に姿勢変更できるのでデスクワーク用途の使いやすさが向上しています。
基本的にはフィット2をオススメしますが、アームレストを使わない人は価格が安い「フィット2ライト」もオススメです。

内蔵オットマンはデスクワークでは使用機会が少ないです。
個人的には不要だと思います。
エルゴヒューマン フィット2はこんな人におすすめ
- 自分に合ったチェアを探している
- カジュアルなデザインが好き
- 座りながら伸びをしたり肩を回すことが多い
- 首や肩のコリが気になる
グローバルサイズのプロ2よりも、日本人の体格に合ったフィット2をおすすめします。
エルゴヒューマン2の全モデルついては、別記事でまとめているので、プロ2やエンジョイ2が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
エルゴヒューマンを安く買う方法
エルゴヒューマンの購入は、Amazonがおすすめです。
- ポイント還元率が異常に高い
- すぐ届く
- 公式ショップが販売
3サイトでエルゴヒューマンの価格比較をした結果
有名オフィスチェアは、Amazonや楽天市場でも安く買うことができます。
3サイトでエルゴヒューマンの価格比較をしました。
サイト | Amazon | Kagg.jp | 楽天市場 |
---|---|---|---|
税込価格 | 132,000円 | 129,000円 | 132,000円 |
送料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ポイント | 20% | なし | 1~16% |
サービス | 組立設置無料 | 組立設置無料 不要チェア回収無料 階段搬入対応(有料) | 組立設置無料 |
納期 | 2日 | 3週間 | 1週間 |
ポイント分を値引きした価格はAmazonが105,600円で、圧倒的に安いです。
オットマン付きモデルは、さらに高ポイントで価格差が小さくなります。
オットマンで迷っている人は、ぜひポイント込みで検討してください。
プロ2 の場合、ブラックフレームがポイント20%、ホワイトフレームはポイント10%です。
不要チェア回収や階段搬入オプション(2200円)を検討しているなら、オフィス家具専門通販サイトKagg.jpがおすすめです。
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