オフィスチェアやゲーミングチェアのキャスターを固定する方法を解説します。
固定脚に変更したい、キャスターを外さないで固定したいなど様々な用途別に説明していきます。
キャスター有り、キャスター無し(固定脚)のメリットやデメリットについては、上記のページで解説していますので迷っている人は参考にしてみてください(*´▽`*)
チェアのキャスターを固定脚に変更する方法
チェアのキャスターは専用パーツを使用して、固定脚に変えることができます。
専用の固定脚はスペーサーとも呼ばれます。
スペーサー(固定脚)の取り付け方は、キャスター交換のやり方と同じ方法でできます。
キャスターの交換方法については、下記のページで解説しています。
固定脚に変更するときの注意点
固定脚(スペーサー)に付け替える前に以下の注意点を確認してください。
- 差し込み式とねじ込み式がある
- 付け替え前より低くなる
- 高さ調節はできない
- 床が傷付く可能性がある
オフィスチェアやゲーミングチェアのキャスターは接続部分が差し込み式のものとねじ込み式のものがあります。
差し込み式の椅子が多いですが、スペーサーを購入する前に確認しておきましょう。
スペーサーはキャスターよりも小さいものが多く、付け替える場合はチェアの高さが低くなります。
特に、デスクチェアの座面の高さをを一番高い位置で調整している場合や高さ調節のできないキャスター付きチェアで付け替えをするときはサイズ確認をしましょう。
基本的に高さ調節もできません。
ネジ式タイプのスペーサーであれば、高さ調節のできる代用品が見つかるかもしれません。
スペーサーは、硬いプラスチックを使用しているため、床材によっては傷がつきます。
フローリングなどの傷つきやすい床材の場合は、スペーサーに緩衝材クッションを貼り付けるか、チェアマットを使用しましょう。
チェアマットとは、チェアの下に敷き床材を保護するマットです。
床材が傷つくことやへこむことを防げます。
特に、在宅ワークなどでオフィスチェアやゲーミングチェアを使用している場合、床を傷つけないだけではなく、足が冷たい床に触れないようになるのでオススメです。
キャスターを付けたまま動かないようにする方法
デスクチェアを固定したいが、ときどきキャスターも使うからキャスターは付けたままで固定したいという人もいるでしょう。
その場合は、以下の方法がおすすめです。
キャスター自体を固定する
キャスター自体を固定する方法はいくつかあります。
後述するやり方と比べるとキャスター交換の手間がかからず、100均でも変えるような安いグッズで解決できるメリットがあります。
テープで固める
応急処置的方法では、養生テープでキャスターを固める方法が一番簡単で材料費も安いので意外とおすすめです。
各キャスターを養生テープでグルグル巻きにして固めるだけです。
しっかり巻いておけば、なかなか剥がれない上に、床材が傷つくこともある程度防いでくれます。
テープで固めたまま長期間使用していると徐々にテープ破れなどが出てくるのであくまでも一時的な処置になります。
セロハンテープを使うと粘着質がかなり残るので、必ず貼って剥がせる養生テープを選びましょう。100均でも販売しています。
キャスター用の固定ホルダーを使う
キャスターの下に敷く受け皿のような形をした固定ホルダーを使って、手軽にキャスターを固定することができます。
100均でも販売していますが、テーブル固定用などの小型のものしかないので、ホームセンターやネット通販で買うのが良いでしょう。
固定ホルダーはサイズが様々で、受け皿部分のサイズが合っていないと使えないためサイズ確認を必ずしましょう。
固定ホルダーの材質によって使用感が異なるので目的に応じた商品を購入しましょう。
硬いプラスチックタイプの受け皿の場合は、適度に滑るので、多少であれば固定したまま移動できます。
ゴムタイプの受け皿の場合は、滑り止めの役割も果たしてくれるので、チェアが動かないようにしっかりと固定してくれるでしょう。
固定ホルダーで固定する方法には、デメリットもあります。
1つ目、キャスターを完全に固定するわけではないので少し力を入れれば動いてしまいます。
2つ目、チェアの全てのキャスターに固定ホルダーを設置する必要があり、一時的に動かしたいときや再度固定するときの作業がかなりめんどうに感じるでしょう。
3つ目、固定ホルダーは安い商品が多いため、すぐに変形して使えなくなってしまう場合があります。
特に、キャスターを受け皿に乗せたり外したりと繰り返すとすぐに変形してしまいます。
気になるのであれば、後述する別の方法を使いましょう。
キャスターをロックできるようにする
キャスターを交換してロックキャスターを使う方法です。
ロックキャスターとは、ストッパーとストッパー切り替え用のツマミが付いているタイプのキャスターで、ツマミをおろすとキャスターが固定される仕組みになっています。
用途に応じて固定と可動を使い分けられるので、かなり便利です。
足先で操作することも可能なので前述の固定ホルダーなどと比較すると手軽に使えます。
ストッパーで止まるのはキャスターのホイール回転のみなので、キャスターの旋回(横回転)は止められず、わずかに動きます。
一般的なロックキャスターは、ツマミが薄く根本が細くなっているので、経年劣化や通りがかりに足が当たって破損しやすいデメリットもあります。
ロックキャスターを使用するときは、注意してツマミを操作しましょう。
オフィスチェアやゲーミングチェアにはキャスターが4~5個付けられますが、キャスターをロックする際は、2~3個ロックすれば止まります。
ただし、キャスター交換は、全てのキャスターを同じ商品に交換してください。
キャスターのサイズがわずかでも合わなければ、動きが悪くなり、ロックできない場合もあります。
キャスター交換の方法はコチラで解説しています。
チェアに座ると固定できるようにする
この方法もキャスター交換することになります。
キャスターの中には、荷重がかかると固定されるタイプのものもあります。
キャスターのロック操作の手間を省いたり、固定する作業が必要ないため、かなり便利なアイテムです。
しかし、種類が少なく、持っているオフィスチェアやゲーミングチェアの脚部の接続穴にサイズが合うものを探すとなると見つからない場合もあります。
キャスター交換の方法はコチラで解説しています。
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